January 23, 2006
[GRANDDINK125X]こつこつGDいじり〜オーバークール対策編〜
Granddinkの前に乗っていた台湾ヤマハ製のマジェスティ125ほどではありませんが、Granddink125も冬の寒さがちょっぴり苦手だったようです。…というのも、手持ちの150cc/250cc用取り説によれば、GD(150)のアイドリング回転は1650(±50)rpmとなっていますが、冬になって寒くなったとたんに、オートチョークの切れ際でアイドリングが不安定になるのでした。
ホントならば、ここでちょっとアイドリングの調整でもしておけば、これ以降の作業はいらなかったのかもしれませんし、実際、去年も一昨年も未対策だった訳ですが、エンジンは平気で動いてくれています。
が、某いつもお世話になっているGDの情報サイトのBBSで
『125ccと250ccのラジエータは共通』
な〜んてコメントを見つけてしまいました。
折しも、日本上空を例年にない寒気が覆っていた2006年初頭。
オイラは今まで何度も冬を経験しましたから、冬専用のバイク用の装備は色々試してきて着膨れしちゃってる訳ですが、日本よりは南にある台湾生まれのGDには、いくらなんでも125で250と同じラジエーターじゃあ日本の冬は辛かろうヨ…と思い、オーバークール対策をするに至ったのです。
1.じゃぁ、どれだけ防寒すりゃイイの?
レーサーなんかは、雨のレースになると巨大なラジエーターにガムテープを貼付けて、オーバークールを防いでいます。
GDはわざわざカウルを外してガムテ貼り…なんてやっていられませんから、ラジエーターグリルを塞ぐのが手っ取り早いでしょう?
もっともカウルの下側はポッカリ空いていますから、前を塞いでも下(ラジエーターの後ろ側)から風が巻き込む形になるのでしょうが…
ってことで、透明なテープで前面の6カ所の穴を塞いでみました。平均で60〜70キロ程度で流れている道を30分ほど走ったら、水温系の針が中間2本線の上まで振れました。夏場の渋滞でもなければ今までそんなに水温が上がったことが無いので、こりゃマズイと思いましたが、エンジンは快調そのものでした。
6カ所の内、最下部1カ所を開けて同じルートを走ると、中間2本線の下で水温は安定したので、『この程度でイイのね』という、いかにも自己流な(定量的でない、感覚的な)ところから、対策品の試作に取りかかるのでした。
いくら透明でも、テープを貼ったままやり過ごそう、なんてつもりは毛頭ありませんから…
2.適当に、程々に塞ぐ
んで、どうやってラジエーターグリルを塞ぐか?ですが、カウルとグリルの金網とのすき間に薄い板でも差し込めば何とかなるだろう、といういかにも自己流〜以下略〜
始めは、紙で(薄くて張りのあるカレンダーの使い古しなんかが丁度イイ)差し込んでみては当たるところを切り取り…と現物合わせで形紙を作ってみる。
↑前から ↓裏から
予想よりも、すき間が多い…
それを元に、紙では差し込めなかったところまでカバー出来るよう見直した寸法図を起こし、本チャンには東急ハンズで購入してきた0.2mmの塩ビ板から切り出してみました。
こんな風に突っ込みます
抜け落ちるかどうか心配だったので、チョビひげの様にはみ出させた部分をテープでとめました。
…いやぁ、実に大ザッバだ。
3.効果のほどは?
ほどほどです。毎日の通勤時でも以前はほとんど水温計の針が動きませんでしたが、グリルを塞いでからは中央2本線の下まで(テープ塞ぎ、の時ほどではないけれど)水温が上がるようになりました。
.....でも結局は、アイドリングの回転も上げたんですけどね...... δ(⌒〜⌒ι)
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