December 14, 2004

CAGIVA SUPER CITY 125

〜とってもやんちゃなイタリアン〜

カジバ スーパーシティ、である。

スーパーバイカーズ、スーパーモタード、スーパーモト…等といわれるジャンルのバイクである。
日本では今イチ定着しない様に思える、
良くいえば知る人ぞ知る
悪くいえばマニアック?なジャンルである。

Yamaha MAJESTY125の前に乗っていた。

写真:赤い方が所有していた仕様のモノ

このバイクを初めて見たのは、確か幕張メッセで最初にモーターショーが開催されたときだった様に覚えている。
当時まだ高校生で、2st-250ccのレーサーレプリカが全盛期だった頃で、周囲はバイクに夢中な連中ばかりだった中、オイラは小さい頃からバイクより車の方がず〜っと好きで、早く免許を取って車に乗りたいと思っていた。

そんな時期に見た真っ赤な一台は、正に一目惚れ状態で、(どういうわけだか良く見なかったので)何処のメーカーの何というバイクだか分からず終いになってしまったのだが、それ以来ず〜っと頭の片隅に引っかかってしまった。

それから2〜3年後、KawasakiのKSR-1という50ccで12inchタイヤのスーパーバイカーズに乗っていた当時、某オフ車雑誌にイタリア製スーパーバイカーズ車の特集記事が載っており、ようやくその正体が知れたのであった。

125ccで31.4psのエンジン
7速ミッション(!!)
Fブレーキディスクは320mm
タイヤはNSR250とかが履くのと同じサイズのラジアル......

ただでさえ人気のなかった国産125cc車とは とにかくエラい差があって、やっぱりイタリアは違うね〜、アツいね〜、と感心したモノである。

その後、何やかやあって中免(今で言う普通自動二輪)を取り、国内で唯一の取扱店(老舗の外車ディーラー)に行き、KSRの50ccからSUPER CITYの125ccへとステップアップしたのでした。

しかし、知らないと言うのは時に恐ろしい物でして....

納車手続き後に初めて乗車したのですが、まずエンジンがハンパねぇ〜!
排気音からしても程々に消音された市販車のソレではなく、どちらかと言うとモトクロッサーを彷彿とさせるパンパン-パリパリといった乾いた排気音を響かせたのです。

お店の回りを一周。
「慣らし中は7,000rpm位までに控えて」と言われておっかなびっくり走り出し、排気量の差を肌で感じる。
車高も高いので停車時には つま先ツンツン状態。お店を出てから200m程の交差点でまずヒヤヒヤさせられました。

様子の知れない不慣れな道をグル〜ッと走ってきて、もうすぐ店の前という最後の直線で禁断の7,000rpm超えをやってみたら、そこから排気デバイスが作動する範囲のために予想し得ない加速力を発揮され、思いっきりのけぞってしまい心臓をバクバクさせるハメに…

このとき初めて、とんでもないバイクを買ってしまった、と......でも後悔する訳ではなかった、とも......(若干のひきつり笑いで)

9年間所有したので色々あるのだが、続きはまたその内に。
Posted by tsuka27 at 12:10 P | from category: BIKE | TrackBacks
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