March 06, 2005

HONDA DJ-1 〜丸っこいデザインのハシリ的なモデル〜

 もう10ン年前、初めて所有したバイク、というかスクーター。
Dioのご先祖様的な存在。

そもそも、高校の頃のオイラはバイクよりも車の方が大好きで、周囲がバイクの事でアレコレ言っている脇で 早く18になって車の免許を取りに行きたかったのです。
んが、いわゆる”早生まれ”って〜ヤツで、高校生活もそろそろおしまい…という頃にならないと教習所にも行けないのですよ。そんな訳で、移動手段はもっぱら自転車。

まぁ、当時はそれで済んでしまう行動範囲しか無かった…とも....今となっては そんな風に表現すると随分と寂しい物がありますが....それはそれとして。



高校3年の夏のこと。
仲間ウチで『コイツは絶対バイクとか車とかには無縁だろう』と思っていたヤツがいきなりスクーターに乗り出した。乗っていたのは隣の家の人から譲ってもらったという「DJ-1」だった。

譲り受けた時点で結構ヤレていたので、整備、補修は仲間ウチで工具を持ち寄ってはチョコチョコいじっていったりしていた。カウルを取り外して色を塗り直したり
(ソイツの趣味で、イラストを直接描いたり…)なんかも....

そうこうしている内に、どこに行くにもソイツはDJ-1に乗って行くのでオイラはついて行くのが辛くなり、仕方なく(?)原付免許を取りに行ったのでした。免許は鮫洲で1日と約1万円を消費し、難なく取得。

では何に乗るか?と言うことなんですが、特に乗りたい車種が無いまま免許を取った事と、仲間ウチで中古のスクーターを安くもらえるツテがあったので(さすがに自賠責は自分持ち)何にも考えていなかったのです。

そんな訳で、DJ-1は特別ふか〜い理由も無く所有したスクーターであり、また偶然とはいえ、友達のと揃ってしまったのでした。

…只より高い物は無い....
 納車のときに見たDJ-1はちょっと怪しい香りが漂う一台でした。
DJ-1はボディカラーが数色あって、ボディに合わせたインナーパネルとシートの色の組み合わせがそれぞれあるのですが、オイラがもらった車両は、別のボディカラー用のシートが付いていました…


貰ったのはボディが白なのに、シートが黄色だった....

正面から車体を見ると、ハンドルが左下がりに見えました。
友人のオヤジさん(=車両を手配してくれた人)が言うには、ヤワなハンドルロックを蹴飛ばして壊されて盗難の被害にあった車両だから、と言いつつ、柄の長い大ハンマーを持ってきてハンドルの右側を下向きにゴツン!と一発。Σ(`□´;)
傾きを修正してくれたのでした。
…一応ロックは掛かるけれど、やっぱりガタはありますよ。

それ以上にマズかったのは、タイヤが真っすぐに向いていても、ハンドルの回転方向に若干のガタが残っている事でした。これこそ蹴飛ばされた名残。
ガタはガクガク動く訳ではなく、力が掛かるとグリップ一本分くらいキュッっと回る程度だったのですが、信号待ちで止まってハンドルを見ると、ちょっとずれていて気になってしまう…でも結局直さずじまいでした。

行動範囲の拡大
 晴れて原付乗りの仲間入り。友人とお揃いのスクーターという事もあってあっちこっち行きましたねぇ。

自転車では辛かった坂道とか大きな橋とかがスーっと越えられるのが何よりも楽で、休日には一日乗り回して3リッターのタンクを一気に空にしたこともありました。

結局、こうやって乗り回して行くうちに、バイクの楽しさに目覚めていっちゃったんですね。

そんなこんなで、1年間で約5,000キロ程乗ったのですが、どうしてもスクーターでは『便利だけれど楽しくない』という結論に達して、KawasakiのKSR-1に乗り換える事にしたのでした。
Posted by tsuka27 at 10:25 P | from category: BIKE | TrackBacks
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